2008年12月20日土曜日

鈍感は罪



今日、ダッハウの強制収容所に行ってきた。
ダッハウは、ミュンヘンの郊外、
これがナチスの作った初めの強制収容所。
ここで、3万人以上の人が亡くなった。
ちなみに、ホロコースト全体での犠牲者は、
600万人以上といわれる。
(写真は、入り口付近で写真を撮る観光客)



"Arbeit macht frei"
"Work brings freedom"
ホロコーストの犠牲になったのはユダヤ人だけではない。
政治犯、シンティ・ロマ、ホモセクシュアル・・・
などなどとにかくナチスに嫌われた人は誰でも犠牲になった。
犠牲者は、ドイツ国内にいた人よりむしろ、
第2次大戦後のドイツ占領下の人々が多い。



自分が初めて強制収容所を見たのは、
17歳のとき。
ぼろぼろぽろぽろ。
今回はあのときより大分冷静に見れた。
(または醒めた?)



5年経って、神経が麻痺したのか。
なぜ、ホロコーストは成立しえたのか。
この鈍感さこそ、
ホロコーストを可能せしめた要因の一つなのではないか、
とぞっとした。

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