2008年11月8日土曜日

ミュンヘン学生寮不思議体験


学生寮スチューデント・シティ、
ミュンヘンの学生の10分の1はここに住んでるんじゃないか!?(てきとー)
ってくらいたくさんの人が住む団地のオレンジ棟に僕は住んでいる。
なんでオレンジ棟かって、見ての通り、壁がオレンジ色に塗られているから。
ここでは日々、スパニッシュ・アパートメントも顔負けのドラマが繰り広げられていることでしょう。

そんなオレンジ棟、
1階の出入り口は2番目の写真の通り。
他のところはそんなことないんだけど、
ここの空間だけなぜか臭いんだよねw
洗濯物の生乾きをもっとすっぱくしたような匂い><
いろんな掲示も、ここに張り出されてたりなかったり。
そこに、昨日家を出るとき、パーティーの掲示が・・・


オレンジ棟パーティ!
11月6日、21時から!!

って、それだけ?
ってか今日じゃん!
場所書いてないしw

家帰って気が向いたら行ってみるか~
ってくらいに受け流してた。

昨日は、国際学生交流団体がやってるお寿司体験イベントに駆り出されていて、お寿司なんか作ったことないけど教えたりして、
結構楽しくて、その後ビールを飲みに行って、
帰ってきたのは午前1時過ぎ。

やっと我が住処に帰ってきたぁ、オレンジー
って、何かがいつもと違う。。
午前1時ですが、ドアの前でなんばしよっとですか!??





ドアを開けて中に入ってみると・・・




いやぁ、まさか、こんなところでパーティ開いちゃうとは:。:
そりゃぁ、場所は書かなくて大丈夫だね。
臭くなったりもするよね。。


オレンジ棟には、だいたい400人くらいの人が住んでいる。
で、その400人を対象にパーティをしよう、ってなると、場所を探すのが凄く大変。
なら、通路でやっちゃおう。
オレンジ棟に住む人なら誰でも簡単に来れるし、お金もかからないし、楽。
頭やわらかいったちゃ、やわらかい。

けど、音楽がんがんかけてるし、
1階に住んでいる人にとってはうるさくてたまったもんじゃない。
みんながみんなパーティ大好き!ってわけじゃない。
そういう人に対して説明責任を果たしているとも思えない。
しかも、パーティは明け方まで続く、
週末ならまだしも、まだ木曜、明日授業ありますが。

さすがに、学生寮だからできることなのだと思うけど、
例えば、三鷹寮でこんなことってありえる?

2008年11月4日火曜日

歯切れ悪いけど、米大統領選について

朝起きると、次期アメリカ合衆国大統領がオバマに決まっていた。
朝のニュースでは、繰り返しオバマのマケインに対する大差での勝利が伝えられている。

今日は、朝8時から授業。
(朝8時からなんて、人生で一番朝早い授業じゃなかろうか!?けど朝から久々の快晴で、とても気持ちがよかった。)
ミュンヘン大学には、"media and communication studies"って学科があるのだけど、今朝の授業はその学科の入門講義。
結構若い先生なのだけど、毎回すごく丁寧なパワーポイントを作ってくれているので、すごくわかりやすい。ドイツ語が聞き取れなくても授業の内容が分かる!
講堂で300人くらいを相手に授業しているのだが、さすがに「コミュニケーション」を専門にしているだけあって、生徒とのコミュニケーションの取り方も心得ている。
今日も、僕(皆?)の期待に違わず、授業の一番冒頭で米大統領選の話題を扱ってくれた。

扱ったといっても、授業の一番最初のパワーポイントに大統領選の結果を表した地図が出されて、政治はいつもメディアを通して伝えられるから、政治にも関心を払わなくちゃね、くらいのことしか言ってなかったのだけど、面白かったのはそのときの生徒の反応。
ちょっとざわざわ、ってしたけどそれ以上は何もない。
みんな、オバマが勝ってどちらかといえばうれしそうだけど、まぁ当然だよねぇ、という反応に見えた。

オバマ勝利の要因として「史上最悪の大統領ブッシュ」の存在が挙げられているのは周知の通り。
そもそもイラク戦争に明確に反対したドイツには、4年前のブッシュ再選には失望した人が相当数いたはずだ。
今回やっとアメリカ国民は正しい選択をしてくれたか。
その教室から流れていたのは、傍観者がよく持つような安堵と無関心の合わさった雰囲気だったと思う。

1年前プラハで会ったアメリカからの旅行者が、イラク戦争前後のことについて、
「今は、あの時の間違いを皆わかっているよ」
みたいなことを言っていた。
今、アメリカ国民は、今度は正しい選択をした、と思っているのだろうか?

もはや、国際問題における最大の焦点は外交問題から経済問題に移った。
結構な人が、
オバマ、勝ったのはいいけど、できるんならこの不況を何とかしてくれよ・・・
って思ってるんじゃないかな。

2008年11月3日月曜日

秋の存在感

銀杏並木
紅葉した黄の絨毯を踏みしめる。
今、駒場はこんな感じですか?


扇の舞
ところで、銀杏のいいところは、あの葉のかたち。
ずいぶん特徴ある形なのに、何か捉えどころがない。
捕まえようとしても逃げられてしまいそう。


秋の存在感
紅葉時の銀杏には、小さい大きいに関わらず、
一本一本に存在感がある。


大量発生

今日は、朝起きて、勉強して、昼ご飯食べて、本読んで、お昼寝して、バトミントンして・・・
本当に充実したいい日になるはずだったのに!

何が大量発生したかって?
そりゃ言わせないで下さいよ。
確かなことは言えないけど、あんなにたくさんいるのは初めて見たよ。
思い出すだけで泣けてくる・・・

キッチンの上には戸棚があって、そこには前任者が好意で置いていったクレイジーソルトやらガラムマサラやら味の素やら小麦粉やらあって、その中のいくつから本当に重用していたのだけど、ちゃんと整理してなかったわけ。
前から小さい虫がいることはあったけど、そこまで気にしてなくて、、
ところが、何か今日は多いな、と。おかしいな、と。

そこで、戸棚の中のものを全て取り出してみると、
いるわいるわ、わんさかわんさか・・・
発生源はどこかと、探していて、なんかよく分からない粉がいくつか置いてあったのだけど、
その一つを開けたら・・・・・・


どう見ても、蟻じゃないんですよ。
なんか、周り硬そうなのよ、下3分の2が羽になってるのよ。
元気な奴だと飛んだりしてるのよ。
これってやっぱり、あいつですかね?
あいつの幼虫ですかね!??
幼虫がいるってことは、親玉がいるんですかね!!???
こっちの親玉もやっぱり飛んだりするのかな!!!????
ひゃ~夜も眠れんわこりゃ。

見苦しいものお見せいたしまして、まことに申し訳ありません。
皆様のもとには、幸せの青い鳥が飛んでくることを願ってやみません。

2008年11月2日日曜日

日本人が外国語が苦手な一つの理由?

今日の夜は、とある日本人の元東大教授の家に御呼ばれして、御飯をいただいた。
その中の、ポテトをすりつぶしてぺちゃんこにして多めの油で焼いたのがチヂミに似た味がしておいしかったから、今度ビールのつまみに作ってみようと思った。

写真はイメージです。
光り物の刺身が食べたい・・・


という話は置いておいて、いくつか面白い話があった中の言葉についての話をここでは紹介しようと思う。

すなわち、
日本語は、他の言語に比べて音の数が極端に少ない。
英語やドイツ語には2千3千の音があるのに対し、日本語は100程度しかない。
するととにかく、日本語には同音語がたくさんあることになり、例えば、
「それはカテイの問題だ」
と言われたときに、言われた側はそれが「過程」なのか「家庭」なのか「仮定」なのか、
一度音を漢字に変換してからじゃないと理解できない。

どういうきっかけでこういう話になったかはうる覚えなのだけど、
確か日本人の学生は、他の国、ヨーロッパからの留学生はもとより、韓国、中国の留学生と比べてもドイツ語の習得が特別に遅いという話から飛んだのだと思う。

確かに、昨日、フィンランド、アイルランド、アメリカ、チェコから来た留学生と飲んでいたときのこと、
全然難しい話をしているわけじゃないんだけど、ドイツ語も英語もちゃっかり僕だけ分かってないんだよねw
文字に書き起こしてくれれば分かるんだろうけど、(多分そうすると彼らも文法はめちゃくちゃなんだろうけど、)
とにかく耳が違う。自分だけ耳が遠くてもう老いが!?って感じ。
なんでだろう?って考えてたんだけど、上の話を使うとこれも説明つく。

日本語を使っているとどうしても、
言葉⇒発音⇒漢字⇒意味
という風に、音の少なさから言葉の意味が漢字を媒介して理解される。

それが、英語やらドイツ語やらだと、
言葉⇒発音⇒意味
という風に、媒介するものがない。これは、言葉と発音が1対1対応しているため、意味が直接理解されるから。そのためには、
言語がたくさん音を持っていないといけなくて、それを使い分け聞き分けるために自然と耳もよくなるはず、というわけ。

つまり、日本語を母語としている人には、音をキャッチするアンテナが発達しておらず、そのために言語の習得も遅いのではないか、
っていうのが僕の仮説なのだけど、どうでしょう??