昨日見たオペラの題目は、「サロメ」。
作曲は、リヒャルト・シュトラウス。
もともとオスカー・ワイルドの戯曲。
ヘドヴィッヒ・ラッハマンという人が訳したのを、シュトラウスがオペラ用に短くし曲をつけた。
初演は1905年、ドレスデン、ザクセン宮廷歌劇場にて。
内容が過激だったためなかなか上演許可を取ることができず、オペラの初演としてはマイナーなドレスデンでの初演となったという。
(http://www.nntt.jac.go.jp/bravo_opera/program/salome01.html)
っていうか、僕の解釈、全然違いました。。
本当は、、
王女の名はサロメ。

父は自らの弟であるエロドに殺され、エロドは女王であるサロメの母と結婚し王となる。
ただでさえとんでもない悪者であるエロドは、今や娘であるサロメに色目を向ける。
(名前からしてエロそうだもんねw)
サロメが男を誘惑して「地下」に逃げたのはそのためだった。
「地下」にいるのは預言者ヨカナーン。(洗礼者ヨハネのこと。もともと、『サロメ』は新約聖書の一節がもとになっているという。決してサロメの「昔の恋人」なんかではありません。。)
そして、サロメはヨカナーンに本当の恋しキスを迫る。
しかひ、お前は呪われている!と、ヨカナーンは相手にしない。
エロドの元へ戻ったサロメは、何でも願いを叶えてもらうという約束の下、エロドと踊る。
しかも、胸を曝け出して。
サロメの願いは、ヨカナーンの首。(いつの間に死んでしまったらしい。。)
サロメはやっとのこと、ヨカナーンにキスをする。
ストーリーのえぐさは読み取れていたみたいだけど、まさかここまでとは・・・
ところで、最近ドイツ語って世界的にみて価値を低く見られていて、それはしょうがないにしても僕が哀しいのは、
ドイツ人自身がドイツ語をあまり好きじゃないんじゃないか、ってこと。
というのは、ロックに限ってはUKとかアメリカのばっかり聴いてて、自分たちもドイツ語じゃなくて英語で歌うし。
(9月に行ったオッツェンハウゼンのロックコンサートでもドイツ語なんて一曲もなかった。
にも関わらず、歌った後にはドイツ語で「ダンケシェーン」というのがかなりおかしい。)
このオペラは全編ドイツ語だったのだけど、、
ドイツ語いいじゃん!!

少なくてもこういう深く精神を揺るがすような切実なオペラには。
彼らがドイツ語でロックを歌わないのには、ドイツ語はカクカクしてて合わないしかっこ悪いから、
って言われるけど、本当にそれだけなのかな。
けど、ドイツ語のロックを模索するとこんな感じになるらしいです。
いや、僕は結構好きだけど。
http://www.youtube.com/user/1henrique?ob=4
写真
・上;オペラ座
・中;http://www.muenchner-opern-festspiele.de/889-ZG9tPWRvbTEmZmxhZz0xJmlkPTEwMjgmbD1lbiZ0ZXJtaW49NjI5Mg-~spielplan~oper~veranstaltungen~vorstellung.html
・下:オペラ座を出ると見える景色