2009年4月2日木曜日

ヤギの眠りと砂漠の女







Tozeur,Tunisia(2009年3月6日)

2009年3月30日月曜日

サハラの縁

チュニジアに来た一番の理由は、一度砂漠を見てみたかったから。
それも、できることならサハラがいい。
なんてったってサンテグジュペリが不時着したところだから。

チュニスから夜行バスで8時間、Douzというサハラの北端の街に着く。
バス停の脇にあるのカフェで午前6時のカプチーノ。意外とおいしい。

Douzから更にバスで20分くらいだっけ、Zaafraneという村に行く。
ちょうど中学生の登校時間と重なり、入れ違いに子どもたちがバスで街まで集団登校・・・
っていうように本当に小さな村に唯一のホテルへ。
そのホテルが主催している砂漠ツアーに参加してきた。

今回ツアーに参加して分かったのは、
一、サハラは本当に広いらしいということ。
ラクダに乗って約1時間で砂漠に入っただけで、周りは砂の地平のほか何も見えず。
Wikiによると、それが東西5600km、南北1700kmに渡って広がっていると言うのだから・・・

一、砂漠に住むのは本当に過酷だろうな、ということ。
その日は昼から始まった砂嵐が出発時刻の夕方になっても結局収まらず、
本当に目も開けられなかった。
コンパクトカメラは、ポケットに入れていたにも関わらず、細かな砂にやられ壊れた。
以下の写真も、砂のせいで汚れてしまっているけど悪しからず><

一、星の王子とサンテグジュペリが砂漠で一緒にいたのは、
本当に穏やかな時期の砂漠だったのだろうな、ということ。
そんな砂嵐だったから、一晩砂漠でキャンプして帰った後には体中砂だらけ。
喉も砂と乾燥でやられたし、穴という穴に砂が入り込んで何日間か変な感じが抜けなかった。
もし、サンテグジュペリが王子と会ったときに砂嵐に遭っていたら、
そのことを書かないはずはないだろうと思う。




僕を背中に乗っけてくれたひとこぶラクダのアリババ。
14歳くらいで、たしか170キロくらいまで運べるらしい。



ラクダの上からの景色。
1時間で8キロ歩いて、全然疲れてない。砂漠の舟。



王子が初めて地球に降り立ち、
地球を去ったところ。



サハラの太陽。