2008年10月11日土曜日

♪5年半振りに味わった屈辱♪


まだまだ成長著しい唐辛子盆栽
そろそろ間引きしなきゃ・・・



5年半前のこと。
自分は武蔵からの交換留学生としてベルリンにて、とにかく体動かしたかったから誰でも来たらバスケできるって言うからバスケしに行ったのでした。
したら、したら、ドイツの人たちやったら背ぇ高くって、え!?まさかのブロック!??みたいな。。
それ以来、ドイツ人にバスケでは敵わない・・・っていうのがトラウマになってた。


・・・にも関わらず、、昨日懲りずにドイツでバスケしてきました!!
だって、来たら誰でもバスケしていいっていうから。。
自分の住んでる寮には体育館があって、時間別にいろんなスポーツが催されているのです。

ところが今回来てたドイツ人はたったの2人。
あと、1人ブルガリア人がいて、1人は日本人で、
残りの6人は皆中国人。
これはいけるか?トラウマ克服か??と思いきや、
みんな本当うまい。絶対あいつら元バスケ部。笑

初めはボロボロ。やばい、このままじゃパス来なくなる。。
にも関わらず彼らがくれるパス、、それにはどことなくいたわりが感じられる。
こんなんじゃいかん!!!
って思って、下手なら下手なりに

「お前はカレイだ。泥にまみれろよ」

って魚住の言葉を思い出しながら頑張りました。
結果、2時間半ほぼ丸々プレイして、たったの3ゴール・・・
けど、今回は、、
シュートのときジャンプの頂点近くでボール放れたし(前は力なくてジャンプと同時に放ってた)、
スクリーンアウトとかもちょっとずつ覚えてたし、
ゴール下でも体張ったし、
プレイしながらちょっとずつちょっとずつよくはなってたと思う。

けど、そんな風に頑張れたのは、一緒にやった中国の人たちの凄さに刺激されたから。
めちゃくちゃ恰幅のいい体してるけど、背は僕よりも低い。
それでも、ダンクもできちゃうようなでっかいドイツ人と対等に渡り合ってる。

やる前は、ドイツ人は背高くて、背の低い日本人の自分はムリ、って固定観念があったけど。
コートに立ったらそんなんただの言い訳。
ドイツ人とか中国人とか日本人とかブルガリア人とかまじ関係ない。
問題は自分がどう振舞うか。


ひょっとして、「中国の人たち」に刺激されながら、コートの上ではそんなの関係ない、っていうのは矛盾っぽく聞こえるかもしれないし、自分もちょっとおかしいな、って思った。
けど、前者はただの自分の中での動機付け、
後者は、現実世界における自分の行動、
今回みたいなごちゃ混ぜなバスケにおいては、この二つは繋がらない。
(この動機付けと行動が同じライン上だと、たびたびまずい事になるのかもしれない。)


ちょっとずつよくなってるとは言っても、
やっぱり自分だけ明らかに下手くそだから、
結構きついし行くのには勇気もいる。
でもとにかく、時間が許す限り参加しようと思う。
単純に、本気になって必死になって体動かすのがめちゃくちゃ楽しかった!!

ところで昨日、初めて図書館に行ってドイツ語の本を借りた。
将来それを職にする人を主眼に置いたジャーナリズムの入門書と、国際政治の入門書。
図書館で本借りるだけ、っていう些細なことがうれしい今日この頃。

2008年10月10日金曜日

Salome


昨日見たオペラの題目は、「サロメ」。
作曲は、リヒャルト・シュトラウス。
もともとオスカー・ワイルドの戯曲。
ヘドヴィッヒ・ラッハマンという人が訳したのを、シュトラウスがオペラ用に短くし曲をつけた。
初演は1905年、ドレスデン、ザクセン宮廷歌劇場にて。
内容が過激だったためなかなか上演許可を取ることができず、オペラの初演としてはマイナーなドレスデンでの初演となったという。
(http://www.nntt.jac.go.jp/bravo_opera/program/salome01.html)

っていうか、僕の解釈、全然違いました。。
本当は、、


王女の名はサロメ。
父は自らの弟であるエロドに殺され、エロドは女王であるサロメの母と結婚し王となる。
ただでさえとんでもない悪者であるエロドは、今や娘であるサロメに色目を向ける。
(名前からしてエロそうだもんねw)
サロメが男を誘惑して「地下」に逃げたのはそのためだった。
「地下」にいるのは預言者ヨカナーン。(洗礼者ヨハネのこと。もともと、『サロメ』は新約聖書の一節がもとになっているという。決してサロメの「昔の恋人」なんかではありません。。)
そして、サロメはヨカナーンに本当の恋しキスを迫る。
しかひ、お前は呪われている!と、ヨカナーンは相手にしない。
エロドの元へ戻ったサロメは、何でも願いを叶えてもらうという約束の下、エロドと踊る。
しかも、胸を曝け出して。
サロメの願いは、ヨカナーンの首。(いつの間に死んでしまったらしい。。)
サロメはやっとのこと、ヨカナーンにキスをする。


ストーリーのえぐさは読み取れていたみたいだけど、まさかここまでとは・・・

ところで、最近ドイツ語って世界的にみて価値を低く見られていて、それはしょうがないにしても僕が哀しいのは、
ドイツ人自身がドイツ語をあまり好きじゃないんじゃないか、ってこと。
というのは、ロックに限ってはUKとかアメリカのばっかり聴いてて、自分たちもドイツ語じゃなくて英語で歌うし。
(9月に行ったオッツェンハウゼンのロックコンサートでもドイツ語なんて一曲もなかった。
にも関わらず、歌った後にはドイツ語で「ダンケシェーン」というのがかなりおかしい。)

このオペラは全編ドイツ語だったのだけど、、
ドイツ語いいじゃん!!
少なくてもこういう深く精神を揺るがすような切実なオペラには。

彼らがドイツ語でロックを歌わないのには、ドイツ語はカクカクしてて合わないしかっこ悪いから、
って言われるけど、本当にそれだけなのかな。
けど、ドイツ語のロックを模索するとこんな感じになるらしいです。
いや、僕は結構好きだけど。

http://www.youtube.com/user/1henrique?ob=4


写真
・上;オペラ座
・中;http://www.muenchner-opern-festspiele.de/889-ZG9tPWRvbTEmZmxhZz0xJmlkPTEwMjgmbD1lbiZ0ZXJtaW49NjI5Mg-~spielplan~oper~veranstaltungen~vorstellung.html
・下:オペラ座を出ると見える景色

2008年10月9日木曜日

A Night at the Opera


第一幕

恋に破れた女は、夢の中を彷徨い悪魔に出会う。
悪魔は綱に繋がれて動けない。
が、恨みに狂った女はその綱をはさみで切り、悪魔を解き放つ。
解き放たれた悪魔は女と対峙し、とうとう女はその悪魔が自身であることに気づく。




第二幕

女はダンスホールにいる。
色々な男が女に駆け寄るが、女は次々と跳ね除ける。
そんな女が選んだのは妻子のある男。
女は男を挑発し、自分の中に陥れようとする。
しかし、地下にいたのは別の男。
女はすかさず、その男を誘惑する。
男はそれを強くあしらう。
というのも、男は女の昔の恋人。

失望した女は、気づくともとのダンスホール。
そして、ダンスホールが虚構であることに気づく。
狂った女に、またもや悪魔が登場する。
それでも女は、正気じゃない。
男の髑髏(しゃれこうべ)を求め、それにキスをする。

"das Geheimnis der Liebe ist groesser als das Geheimnis des Todes"
(the secret of love is bigger than that of death)



・・・というのが、予備知識なしの僕の解釈。

とにかく、音楽も演出も素晴らしく、公演終了と同時にブラヴォーの掛け声、拍手が鳴り止まない。
ミュンヘンで、本当によかったと思える一日だった。

明日ちゃんと、オペラの題名・あらすじ、など載せますので。。

2008年10月7日火曜日

Oktoberfest

昨日・一昨日と、知る人ぞ知るビールの祭典、オクトーバーフェストに行って参りました!

今年のオクトーバーフェストは9月20日から10月5日までの16日間、
ってオクトーバーっていうよりセプテンバーじゃん、っていう突っ込みはごもっとも、
公式サイトによると、もともとフェストの始まりは1810年に執り行われたバイエルン王国の王太子ルートヴィヒとテレーゼ・フォン・ザクセン=ヒルトブルクハウゼンの結婚式、
それが10月12日から始まり17日までだったことに由来するとのこと。

ちなみに、このルートヴィヒってのは競馬好きだったらしく(?)、結婚式の締めは競馬だったそうな、
ということで、フェストの会場はテレジゼン・ヴィーゼっていうんだけど、
「ヴィーゼWiese」ってのはもともと「緑地」って意味、且つ今ではフェストそのもののことをさすこともあるとか。

皆がオクトーバーフェストにどういうイメージを持っているか分からないけど、
決して街中いたるところでビールが売られてて、街中酔っ払ってるってわけじゃありません。
いや、結果的には街中酔っ払ってる感じなのだけど、
というのは、ミュンヘン行きの列車の中からしてビールを飲みだす奴はいるわ、
街中はバイエルンの伝統的な民族衣装(男の子は半ズボンで女の子はメイド服w)来た奴で溢れ返り、
帰りの電車の中はみんな酔っ払ってるっていう。

とにかく、本当はオクトーバーフェストにはちゃんとした会場があって、
なんと東京ドーム9個分の広さで、
そこでミュンヘンの6つのビール会社が各々テントを立ててて、
それがまた馬鹿でかいわけで。
それ以外にも、ジェットコースターとかそういうアトラクションもたくさんあって、
飲食物もソーセージやらプレッツェルやら露店で売られ、
要は、ビール飲み放題の遊園地をイメージしてくれればいいと思う。
ちなみに、混み具合は休日のディズニー並み。
(写真右の男が来ているのがその民族衣装)

今年は175回目、
約600万人が、
660万リットルのビールを飲み干し、
104頭の牛が丸焼きにされ、
20万のビールジョッキが盗まれそうになった。

って公式サイトに書いてあるからお茶目w
そう言えば、自分もジョッキをお土産に持って帰ろうとして引き止められた気がしないでもないww
(公式サイトのURLは、 http://www.oktoberfest.de/en/index.php)

あ、そう、肝心なビールの味はと言うと、とにかく濃い。
基本的にはビールと頼めば1リットルビールが出てくるのだけど、
片手で持ち上げるとずっしり重みが。。
ところが、飲んでるうちにどんどんどんどん量は減り、
気づいたら何杯も飲んでいる。。。
そうすると記憶も曖昧になるわけで、恐ろしや、恐ろしや。
(写真に写っているのは僕じゃありませんので)

そんな極上のビールを皆様にもお裾分け、
できればいいのだけど、
ここではせめて雰囲気だけでも。
ミュンヘンが一番楽しい時間。

2008年10月6日月曜日

嘘みたいな青


写真じゃぁ見にくいと思うけど、
これはミュンヘンの市庁舎、
この塔の一番天辺に、何かの像がついているのだけど、
(本当米粒くらいの大きさにしか見えないけど、)
その像の手の先には、、、
オクトーバーフェストの時期に限って1リットルのビールジョッキが取り付けられますw

いや、さすがバイエルンビール王国☆

オクトーバーフェストは今日をもって最終日。
その詳細については明日にでも報告します♪


ところで今日は、久々にとても晴れたいい日でした!
緑が青い!空も青い!!




本当に、空が青いんです。
嘘みたいな青。


あ、さすがにドイツでも、市庁舎の上の像がビールジョッキを持ってるなんてことはありません。
悪しからず。。