2009年1月18日日曜日

BMW博物館を巡りながらとりとめもない話


突然ですが、BMWって何の略だかご存知ですか?
正解は、Bavarian Motor Works
Bavarianっていうのは、バイエルンのってこと。
そういうわけで、ミュンヘンにBMWの美術館があるわけですね。



BMWは第一次大戦中に操業を開始、
もともとは飛行機のエンジンを造る会社だったようです。
それが、バイク、車と範囲を広げていきました。
ところが今は、バイクと車しか造っていませんね。
飛行機の会社といえば、エアバスはフランス、ボーイングはアメリカ、
日本とドイツがいくら経済発展しても飛行機は造っていない。
ドイツで技術系の博物館に行くと、2つの世界大戦と技術産業との関係が垣間見える。



けど、日本もドイツも第2次大戦後戦争は経験していない。
国際政治の世界でパワーポリティクスがなくならない限り、軍事力の重要性は保たれ、それに後押しされて技術は発展し続けるのかもしれない。
でも、それだけが技術発展が推奨される理由じゃない気がする。
それにしては技術ってかっこよすぎる。



ところで、BMW博物館で車の歴史っていうのを見てみると、
車って発明以来、小さな変化は重ねつつも、根本的な変化はありませんよね。
箱があって運転座席があって、石油でエンジンが動いて、4つのタイヤが動く、っていう。
それでも、時代と共にその機能はひたすら洗練されている。
なんか、テニスに似ているな。100年前からラケットでボールを打つっていうルールは全然変わってないけど、
ラケットっていう道具も、打ち方も、よりよい機能を求めて洗練されている。



どうしてテニスは洗練される必然性があるのか?
そんな理由はよく分からないけど、サンプラスとかフェデラーのテニスは美しくすらあった。
車が洗練されるのも、技術が洗練されるのも、同じような理由があるんじゃないかしら。

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