2009年4月23日木曜日

良心のなせるシステム

良心とは、大辞泉によると、

善悪・正邪を判断し、正しく行動しようとする心の働き。

のことだそうだ。
何が善で何が悪なのか、何が正で何が邪なのか、
これを判断して、これが正しい!と思った通り行動しようとする心の動きのことが良心というわけだ。

電車でチケットを買って乗る、
知らない人を車に乗せても誘拐はしない。
逆に、チケットを買わずに電車に乗ったら、
知らない人を車に乗せて誘拐したら、
良心の呵責を感じるというよりかは、
罰金を取りに来る検察を恐れたり、警察に捕まって罰せられるのを恐れるほうが自然だろう。
そう考えると、チケットを買ったり誘拐をしなかったりするのは、
良心というよりかは罰則を恐れるからではなかろうか。

けれどもさすがに、誘拐をしないのは、
誘拐をしたら誘拐された人が可哀そう、
罪のない人の自由を奪うのは間違っている、
という良心が働いているのかもしれない。
っていか、もともとそんな誘拐なんて考える人ほとんどいないのだろうけど。

でも、「ほとんどいない」じゃなくて「全然いない」じゃなければ、
このドイツにおける車相乗り制度は成立しないはずで、
実際google.deで検索したところこの車相乗り制度に関する事件は起こっていないようだ。
そうなると、この車相乗り制度は乗せる側にも乗る側にもWin-Winなシステムというだけでなく、
(とりあえず今のところは)良心のなせるシステム、と言えそうだ。

ドイツを旅行する際には、是非ご利用あれ。
http://www.mitfahrgelegenheit.de/

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