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2009年8月31日月曜日

窓際のススメ

ミュンヘンからパリ経由で日本ヘ帰ったときのこと。
ミュンヘン・パリ間では雲からにょきにょきっとアルプスの頭が見えた。眼下に広がるは、延々と続く森と畑のモザイク模様。麦畑はアメーバみたい。ヨーロッパの人が森から麦畑を切り拓いた様子がよくわかる。

日本上空へ来ると、やっぱり人は森を切り拓いているのだけど、切り拓いた後はたんぼだ。
平地に広く広がる水田とともに、目に入るのは深い深い森。その谷間に田んぼは切り込んでゆく。

よくヨーロッパは自然を支配し、日本では自然と共存した、という言い方がされる。
けれども飛行機から地平を眺めていると、ヨーロッパでは自然を支配できたから支配したのであり、日本では支配できなかったから共存という道を選んだ、という風に見える。
むしろ、支配できる部分に関しては徹底的に支配している。それは、東京を見れば一目瞭然だろう。


飛行機の窓から外を眺めると、結構いろいろなことがわかる。
それに、その景色はきれい。日が沈めが夕焼けが見れるし、上がれば朝焼けが見れる。しかも、いつもより高いところから。
連綿な雲。下から見れば大要を隠し雨を降らすだけかもしれないけど、上から見るとまるで海。
空の航路を渡る。航空機ってそういう意味なのね。

というわけで、飛行機に乗る際には絶対に窓際をお奨めします。
僕なんて、窓際じゃないと駄々こねます。
今回パリから成田へ行くときは、ミュンヘンで聞いてないっていわれたけどパリでもう一度トライしてようやく手に入れた窓際の席を、
息子二人連れのママに替わってって頼まれたのを、
窓際じゃないとナーヴァスになるんで、
って言って断っちゃいました。まぁ、11時間通路側に座るのは死ぬほど嫌なのは嘘じゃないし、
ママの替わりに子どもたちとも遊んだげたし、まぁ赦してください。


というわけで、1年のミュンヘン留学は終わり、帰国いたしました!

2009年8月27日木曜日

"Die Sonne geht auf und unten"


...ist wie man jemanden trifft und verabschiedet.

2009年8月19日水曜日

Dreaming in the Rain

昨日、親知らずを抜きました。
ドイツで保険代を払っているのに、医者にかからずに帰るのはもったいないからw

親知らずを抜くと、
雨の中にすら逃避行したくなるようです。

ということで、今日はリスボンから40キロは海辺の町、
カスカイスの雨を紹介させていただきます。

ところで先日、昔レビューを書いたドキュメンタリー映画の主人公様からコメントをいただきましたので、
よかったら是非そちらもご覧ください。
Japan: Story of Love and Hate







2009年7月12日日曜日

いろいろ


あるんだろうな・・・

2009年7月6日月曜日

天気は今日も気まぐれ


近頃ミュンヘンは、
朝はスカッと晴れ、
昼から夕方にかけて土砂降り、
また晴れ間・・・
っていうような気まぐれな天気が続いております。

2009年7月3日金曜日

ミュンヘン映画祭: 「空を夢見る盲目の豚」

ドイツの映画祭といえばベルリナーレだけど、ここミュンヘンでも先週金曜日から今週土曜日まで約1週間、映画祭が行われております。
”Far East”、”Latin America”と、地域に焦点を当てたプログラムも組まれていて、日本からは押井守の「スカイ・クロラ」、北野武の「アキレスと亀」、塚本晋也の「悪夢探偵2」が上映されるようで。
他に”Far East”のカテゴリーで多いのは、中国、フィリピン、インドネシアからの映画。中国はわかるけど、フィリピンやインドネシアからも2・3本ずつ出品されていて、これはどうしたこったい。
ってパンフレット見ていて目に留まったのは、

Blind Pig Who Wants To Fly

空を夢見る盲目の豚・・・
この題名だけでも見ないわけにはいかないような衝動に駆られるのだけど、
更に映画から抜き取られた写真には、
爆竹をフランクフルトみたいにパンに挟んだのを口にくわえた少女が・・・
(この写真は、上のリンクから公式サイトに行けば見れるよ。)

これは、授業サボってでも見に行かなくちゃ、って授業は休講で幸いサボらなくてもよかったのだけど、
とにかくこの映画、めっちゃくちゃよかった。
日本では1度大阪で上映されて、まだ次に日本で上映する予定はないらしいのだけど、
要チェックです!
参考までに、公式サイトの登場人物紹介を意訳して下に載せさせていただきます。
これだけで面白いことはわかってもらえると思うのだけど、
トレイラーとか写真とかも見たら、この映画がキレイだってこともわかるかと。

*************

バドミントン元インドネシア・チャンピオンの母(Verawati)
彼女は、インドネシアのバドミントンナショナルティームの代表選手。しかし、彼女はインドネシア人なのか中国人なのか、質問され続けることにうんざりしていた。1980年代初頭、中国との世界選手権決勝で男の子が一言、いったいどちらがインドネシアの選手なの? 外見からはわからなかったらしい。そしてその瞬間、彼女は選手生活に幕を下ろすことを決断したが。しかしそれ以後も、”Indonesia”とロゴのついたユニフォームは着続けている。

盲目の歯科医である父(Halim)
彼は、バドミントン・チャンピオンの夫となることで、中国人としてではなくインドネシア人としてもっと楽な生活ができると考えていた。彼の希望は、彼自身そして家族のためにグリーン・カードを取得し、アメリカに移住すること。何年か前、目がパッチリ二重になるよう自らメスで切り開いた。それ以来彼はサングラスをかけ、スティーヴィー・ワンダーに自らを投影している。I just called to say I love you...

Linda
彼女は、彼らの娘。彼女が夢見ているのは、幼いころ一緒に爆竹に情熱を注ぎ、その美しさを共有したかの友を見つけ出すこと。彼らは幼馴染だったが、彼の両親が彼女といると中国人に間違えられるからといって彼らを引き離した。それ以来、彼女は抜け殻のようになってしまう…

Opa(祖父)
彼は、人生を謳歌している。笑いを絶やさず、気力にあふれ、友人と一緒にビリヤードをしながら死を待っている…

日系マナド人の親友(Cahyono)
彼は小さいころから、自分が中国人でもマナド人でもなく日本人であることを常に周りに示して生きてきた。ゆえに、いつでも野球のユニフォームを身に着けている。彼はテレビ局で犯罪ドラマの編集者として働いているが、とあるオーディションの編集中、モニターの中に偶然幼馴染の姿を見つける…

権力を持った二人の患者(HelmiとYahya)
彼らは元官僚のコスプレ好き。Halimにグリーン・カードを与えると約束し、また1998年の暴動から彼の家族を守った。しかし、彼らはとてつもなく冷酷でもある…

インドネシア人の美人看護婦(Salma)
彼女は美しいインドネシア女性で、夢を叶えるためなら何の犠牲も厭わない。ちなみにその夢とは、オーディションを勝ち抜いてアイドルになること。

盲目の豚 
彼は空を夢見ている。

・・・そして、それぞれの人生が交錯する。

2009年6月29日月曜日

頭ん中とか・・・


コンガラガッテル

そんな時は、根気強く解いてくってのも手だけど、
大切な線は抜いてしまわぬよう。


2009年6月27日土曜日

イランとマイケル・ジャクソン -Demonstration in Munich-

「マイケルさん死亡で官房長官が発言撤回」(2009年6月26日11時45分 読売新聞)

人が言ったことって、そんなに簡単に取り消せるの??
TVゲームみたい。失敗した、リセット、やり直し。


ちなみに、マイケルさんが死亡する前まで、ドイツの硬派週刊誌シュピーゲルのオンライン版のトップ記事はここ1週間くらいほぼ常に、イランでの反政府デモに関する報道だった。

写真は、先週土曜日(2009年6月20日)にミュンヘンの街頭で行われていた、反イラン政府デモの様子。




Fotos: Demonstration auf der Neuhauser Str., München, am 20 Juni 2009.


Nach der Yomiuri Zeitung am 26. 06. 2009 habe nach der Nachricht des Todes von Michel Jackson der japanische Generalsekretär, Takeo Kawamura, der bei der Antrittsfeier des ehemaligen koreanischen Präsident, Kim Dae Jung, einmal Michel Jackson gesehen hatte, gesagt,

"Ich habe mich kaum mit Michel Jackson ausgekannt. Aber ich kann mich noch daran erinnern, sein Gesicht war ganz weiß und sah gar nicht Schwarzer aus."

Gleich habe er das eben Gesagte widerrufen.


Wie kann man sein Wort so einfach widerrufen??

2009年6月25日木曜日

夏至


あぁ~あ、
せっかく一日で一番陽が長い日を楽しみにしてたのに、
最近ドイツの中でもなぜかミュンヘンだけ雨続きだし。
けど夜10近くまで明るいもんだと、
いつ夕飯食べればいいんだかわからなくなっちゃうよね。
まいった、まいった。

2009年6月17日水曜日

夢に喰われてしまう前に・・・


昨日、ゼミの発表を終えた。
今日、疲れていたから昼寝した。
このチャンスを逃したら、
もう起きれないような感覚!

Gestern hatte ich mein Referat fertig.
Heute habe ich einen Mittagsschlaf gehalten.
Hätte ich diese Chance vergeben,
hätte ich nie wieder aufstehen können!


ミュンヘン
apichatpong weerasethakulの展示にて

2009年6月7日日曜日

一日、速ッ!!!!!!!!!!!!!!!


今日は、本当は欧州選挙について
くそまじめに書こうと思っていたのだけど、
時間ないやん、飲みにいかなきゃ。
まじ、皆に合わせる顔なしだワンw

2009年6月4日木曜日

トビー


ワンワン、おらぁ人間になりてぇんだ。

やいやい、悪いことはいわねぇ、やめときなー


2009年6月1日月曜日

French Open Tennis: Monfils vs Roddick

Nachdem ich heute einen Fernsehen von einem Freund verschenckt wurde, sehe ich fast den ganzen Tag Tennisspiele in Paris fern.
In letzter Zeit sehe ich nicht so oft Tennisspiele wie in der Mittelschulzeit, aber jetzt kann ich jedesmal was Neues in modernem Tennis finden, wenn ich die Spiele fernsehe.

Heute habe ich mir das Spiel von Monfils gegen Roddick angeschaut.
Im Sandplatz kann man nicht mehr einfach mit dem starken Ball einen Punkt gewinnen.
Mann muss immer auf eine Chance warten. Die Chance des modernen Tennis besteht nicht nur darin, dass der Gegner unter einem schweren Umstand ist, sondern auch darin, dass einer selber unter einem schweren Umstand ist. D.h. dass die Chance immer gleichzeitig Chance und Klemme bedeutet.

Monfils hat heute unglaublich klug gespielt.
Bei der Chance wußte er, welchen Ball er schlagen soll.
Er konnte gut schauen, wie der Gegner sich bewegen wird, und immer was Andere machen, als erwartet.
Auf der nächsten Runde spielt er mit Federer.
Was passieren wird, weiß niemand.

2009年5月18日月曜日

apichatpong weerasethakul, "primitive"

アピッチャッポン・ウィーラセタクン・・・
前期課程の映画の授業で、野崎歓さんにこのやったら長くて覚えにくいタイ人映画監督を紹介されてから、なんとなくずっと気になっていた。

ところでミュンヘンには、Haus der Kunstっていう3ヶ月くらいの特別展をずっとやってる美術館があって、そこでGeahard RichterとWilliam Egglestonと2つ展示を見ていたのだけど、どうやらもう一人展示をしている人がいるらしい。

apichatpong weerasethakul

長すぎるし、何語だかよくわからんて読めないし、なんだかよくわからない人が展示をしている。。
くらいにして思ってなくて全然気にも留めていなかったのだけど、よく見てみると、、

あぴちゃっとぽん うぃいいせたくぅる

と読めるではないか!!まさかと思って調べてみたら、やっぱりこのタイの映画監督さんだった。
どんなことやってるんだろう・・・わけもわからず入ってみたら、やっぱりわけわからんかった。





Die Bilder von Apichatopong sehen alle Träume aus, die um Kindheit gehen.
Vielleicht ist es, weil die Filme ganz still sind.
Wenn es Töne gibt, sind sie so wilde und natürliche Stimmen wie Rauschen der Bäume oder des Regens.

Die Filme sind in einem Dorf in Thailand aufgenommen.
Was man darin sieht, ist Reisfelder, Kokonusbäume, von Holz gebaute Häuser und Blitz.
Träume der Kindheit.
Es könnte sein, dass alle Bilder Träume eines Mannes sind, der beide Vergangenheiten und Zukunfte nachher und vorher träumen kann.

Der Kopf des Mannes schwankt so oben und runter, wie er vom Wasser der Träume auftauchen würde, aber eigentlich will er doch schlafen bleiben.
Der Raumschiff, in dem er wohnt, stellt Hülle des Herzens des Mannes dar.

2009年5月12日火曜日

Deutschland nervt!

Deutschland nervt!
Hans-Erich Viet, 2009

タイトルは、ちょっと訳しにくいのだけど、"nervt"っていうのは動詞で神経を苛立たせるとか疲れさせるっていう意味。もともと名詞の神経"Nerv"、つまり英語の"nerve"から来てる。3・4年間に渡ってドイツ中を撮りまわって、ドイツのおかしいところを撮ってまわったドキュメンタリー。
本当にいろいろな人が撮られていて、その中で日常のちょっと笑っちゃうようなシーンがたくさん盛り込まれていて、自分もわかるところは一緒になって笑っていた。けど、その中でレストランを営んでいる台湾人がドイツ人の覆面男4人組に襲われた時の話をしているのがあって、確かに話し方がちょっとこっけいなところはあるのだけど、ピストル出されてやばかった話をしているのに笑ってる人がいて、なんだそれ、笑い事じゃねぇだろ、って思った。
たぶん、アジア人が出てきて他人事だったのがちょっと自分事になったからだと思うけど、よく考えたらドイツ人の観客はそれまでずっと自分たちドイツ人のことについても笑ってたじゃないか。この人たち、自分たちの自身のことを笑っているのに気がついているんだろうか?

とかそんなことを電車の中でぼーっとヘッドホンつけながら考えていたら、いきなり頭を叩かれた。
なに!?って思って振り向いたら、女の人が、手が手すりから滑って落ちちゃったのよ、って笑ってる。
なんで笑うんだよ?こっちはいきなり頭叩かれて痛かったんだよ。なめんな。
まぁ確かに手が滑ったのはうそじゃないだろうし大したことないと思ったのかもしれないけど、
頭って叩かれると結構ズキってドーンとした鈍い痛みがするし、
ヘッドホンしてると音も余計に響いてショックも大きい気がするんだよね。
たぶん、そのショックの認識に差があって、つまりその女の人にとっては軽いもので、
笑ったのは自分を守るための、照れ隠しみたいな笑いだったのかもしれない。

映画でも、観客は、自分も含めて自分たちのちょっとおかしい恥ずかしいような姿を見せられて、
照れ隠しの笑いをずっとしていたのかもしれない。
けど、自分たちが笑っていることは、笑い飛ばせるほど軽い事ではないのかもよ。

2009年5月4日月曜日

予選といえども。あきらめたらそこで試合終了ですよ

いつものジョギングコース、いつも横目に眺めるテニスコート、
おっと、そこからいつもとは違う半端なくいい音が・・・
フェンス越しに除いてみると、BMW OPENの垂れ幕。
なんと、学生寮のすぐ裏が、ATP TOURトーナメントの会場だったのでした。

ATP TOURってのは男子プロテニスツアーのこと。
大体の選手はランキングで予選無しで本選入りするのだけど、
それに漏れた選手は予選で2連勝しないとトーナメントに出れない。
今日はその2日目、つまりこれに勝ったら本選出場、って試合を15ユーロ払って見てきたw

予選のくせ15ユーロはちょっと高いな、って思ったけど、
本選より近くで選手見れるし、予選って言ってもプロだし、
今有名な選手もみんなここから這い上がってきたわけだし、
午前中サッカーした後お昼一緒に食べなかったからご飯代浮いてるし。

とかいろいろグチグチ思ったけど、やっぱり行ってよかった。
なんといっても選手が近い!選手がなんかぶつぶつ言ってるのとかも聞こえる。
それに、家から会場も本当に近い!!

一番いい試合だったのは、インドのDEVVARMANって選手とドイツのKLOERって人の。
試合は、2-6、6-1、勝負を決する第3セットに突入していったところから。
第2セットを取りタイに持ち込んだ勢いそのまま、インドの選手がリードする展開。
それでも、この人基本的に粘ってるだけだから・・・

ってこのまま解説を始めても誰も読まないだろうし長くなるだけだから省略して、
とにかく試合はタイブレークにまで縺れ込んだのでした。
つまり、先に7ポイント取った方が勝ち、勝負がどっちに転ぶか誰にもわからないって展開に・・・


タイブレーク、1ポイント目
KLOERのサービス
けど、怪我したらしく、全力で打ててない

それでも一進一退の攻防
白熱の展開を喜ぶお客さん
予選なのにこんなに人はいるんだ

シーソーゲームの末、
KLOER2度目のマッチポイント
しーん

足を怪我しながらも、
あきらめずに
勝利を物にしたKLOERに大喝采

スポーツって、本当にいいもんですね!
今日は焼けたわ~

2009年5月3日日曜日

たんぽぽ


本日はお日柄もまぁまぁよく、
たんぽぽの綿毛が、
ふっとチラチラ落ちてくる初雪やら、
はっと舞い散る桜の花びらのよう、
ふわふわふわふわな一日でありました。

2009年5月2日土曜日

ベッポの訓話

「わかるかい、モモ。」
例えばベッポはこう言った。
「時に、ものすごく長い道のりが目の前にあることがある。本当に本当に長いんだ。すると、ダメだ、自分には歩ききれない。そんな風に思うことがあるだろう。」

ベッポは、しばらくの間黙って前を見つめていた。そして、続けて言った。
「すると、切羽詰ってくる。急がなきゃ、速く行かなきゃって。して前を見上げるたんびに、前に進めていない、って感じる。すると、ますます切羽詰って不安になってくる。終いには息が上がって、もう前には進めない。けれども道はまだまだ続いている・・・そんな風にしちゃいけないんだ。」

ベッポは、またしばらく考え込んで、こう続けた。
「そんな時は、長い道のりを一度に全部見通しちゃいけないんだ。わかるかい、モモ。次の一歩しか考えちゃいけない、次の一息、ほうき一掃き。いつでも目の前にある一歩しか考えちゃいけない。」

ベッポは、またちょっと黙って考えてから言った。
「そうすると、楽しくなって来るんだ。これが大切なんだ。自分のしなきゃいけないことが楽しく感じられる。本当はそんな風にしなくちゃいけない。」

今度はちょっと長い時間たったあと、続けて言った。
「最後になって、一歩一歩歩いていたのが、長い道のりを全部歩ききっていたことに気づく。どうやったのかはよくわからないし、息が切れているわけでもない。」
ベッポは頷いて、最後に言った。
「これが大切なんだ。」

(Michael Ende,”MOMO”,P38-39.より)


2009年4月18日土曜日

Gerhard Richter


"Es gibt zu wenig Worte, deshalb zeichne ich ja"
(この世界を表わすのに、)言葉では少なすぎる。だから私は描くのだ。

という風に、先週ウィーンで見たMaria Lassnigという人は言ったそうな。
10月頃ミュンヘン留学開始と共にブログを書き始めてから半年余り、
初めは言葉で自分を表現しようと試みたもののうまくいかず、
気づけば写真ばっかりのブログになっていた。
けど僕は芸術家ではないし、
これから言葉を中心にコミュニケーションをとらないといけないわけだから、
その練習ということで、もうちょっと言葉でも語っとこうかと思う。

ところが、今日観たGerhard Richterという人の特別展で、
早くも言葉では表現できないものが世の中にあることを改めて味わった。

そこで僕が見たのは、様々な色。赤、青、緑、黄、黒、白、灰、紫・・・
いろんな色の組み合わせ、重なり合い、侵食し合い、熟して溶け合う。
色以外の何者でもない色が、じっと見つめると何かに見えてくる。
人の顔、オーロラ、森、川、白鳥・・・世界が溶け合う。

自分もその世界に溶け合えたら・・・
溶けたかも!!
って思って気づいたらうとうとしていただけだった♪