今日は日曜日、店は閉まっているけれど、美術館は開いているのでノイエ・ピナコテークに行ってみた。
ミュンヘンには、アルテ(15~18世紀)、ノイエ(19~20世紀初頭)、モダンと3つピナコテークと呼ばれる、主に絵画を集めた大きな美術館があるのだけど、
アルテとノイエに限って、
日曜の入場料はなんとっ、1ユーロ!
ドイツでは、誰もが知っているような世界的に有名な美術館は思い浮かばない。
でも、ドイツの美術館のいいところは、いつも空いていてせかせかせずに好きなだけ好きな絵を見れるとこ。
今日も、1つのブースにいるのはせいぜい数人、ゴッホとかマネとかゴーギャンとかピカソとか僕でも知ってるような画家の絵が1ユーロで見れるなんて、すごく贅沢な気分。
ってな感じで、知ってる画家の作品を見つけては喜んでいたのだけど、今回最も印象深かったのは、、
グスタフ・クリムト
Gustav Klimt
http://www.iklimt.com/
ノイエ・ピナコテークにあるのは、たぶん『マーガレーテ・ヴィトゲンシュタインの肖像』("Margaret Stonbrough-Wittgenstein")の1枚だけ、
初めは通り過ぎてしまったのだけど、
後からショップでクリムトの画集を見て、なんかすごく惹かれて、また見直すために戻った。
クリムトの作品には、「常に死の影が漂っている」とされているけど、僕は別に死の影とか感じなかった。
たぶん、背景から感じる人物の歴史の深さみたいなものに惹かれたんだと思う。
クリムトは、1862年ウィーン郊外の生まれ、父はボヘミア出身の彫刻師、ウィーン出身の母の元7人兄弟の第2子として生まれた。
彼の描いたウィーン大学大講堂の天井画は、『哲学』、『法学』、『医学』という題から読み取れる知性に反したもので、特に学者からの反発から彼の絵は大論争を招く。
この論争に反発する芸術家を中心に古典的な美術からの分離を標榜するウィーン分離派が結成され(1897年)、彼はその会長となり、モダンデザインの成立に大きく貢献したという(1918年スペイン風邪により死去)
美術館を出る頃には、立ち込めていた霧はどこへやら、ものすごい青空が。
ちなみに、美術館前のゴミ箱はこんな感じ。
聴くに速く、怒るに遅く
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愛する我が兄弟たちよ、知れ--人は皆聴くに早く、談るに遅く、怒るに遅くなければならぬ。 人の怒りは神の義を行わないのだから。
故に一切の穢れと夥しい悪とを脱ぎ棄てて、心に植え付けられた、君たちの魂を救うことのできる御言を、柔和な心をもって受け容れよ。 ...
8 年前
2 件のコメント:
気持ちの切り替え重要だよねw
というか私、パリに来てまだ一度も美術館に足を運んでいない・・・
写真美術館に行かなきゃ・・・!
ブログできたよ◎
http://hyacinthblue118.blogspot.com/
いいなぁ、、パリとかたくさん美術館あるんだろうなぁ、、写真美術館行きたいなぁ。。。
ありがとう^^ブログリンクしました!!
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